関東大会結果
投稿者:松原隆一郎@総本部
本日の無差別予選・関東大会に、高野・佐藤・中野・上野の四選手が出場しました。西原さんは交流戦に出場です。
上野さんは二回戦で本部寮生の別府君と当たり、いつものように嵐のようなパンチラッシュで優勢勝ち。別府君には良い勉強になったでしょう。三回戦ではかつてセム・シュルトと無差別決勝を争った森直樹・湘南支部長と対戦し惜敗しました。
高野さんは一回戦、パンチのラッシュで相手を追いつめましたが、下がりながらの細かいパンチを受けたのが過大に評価され、判定負け。このあたり、判定は水物だと痛感しました。
佐藤さんは一回戦で体力指数差が20以上ある相手と対戦。つかんで殴るのは反則ではあるが相手のつかみでは殴ってよいものと理解していましたが、それは反則に当たるのだそうで、このややこしいルールで内容的には有効に相当する序盤のパンチの猛攻が認められませんでした。寝技ではマウントになられて下から方袖を取ったのですが、もう一方の手でキメを入れられ、これが効果となりました。もう一方もどこか道衣をとっておけばと悔やまれます。
中野君は北斗旗出場もある中堅の大型選手と当たり、ボディへのパンチをきかされ、「く」の字になったところを膝を食い完敗。まだ北斗旗出場組とは差があることを痛感させられました。
責任者である私としましては、これまで一般部への挑戦については各人に任せてきましたが、せっかく土曜日に稽古に参加してくれているのですから、稽古後の三部の時間帯で試合用のメニューを組む必要を痛感しました。高野さんは一部で細谷さんに指導を受けていますので、とりあえずは佐藤・中野さんに私なりに個別の強化メニューを組んでみます。参考にしてもらい、その延長で各人に研鑽を積んでいただきたいと思います。
またそれ以外の方も、「選手練」に参加されればメニューを組みたいと思います。
選手のみなさん、どうもお疲れ様でした。
ディスカッション
コメント一覧
本来ならば試合場で応援すべきですが、所要で待機していましたので試合場で応援できず残念でした。
選手のみなさんおつかれさまでした。
松原先輩、応援して下さった皆様、ありがとうございました。
ルールを理解できていなかった点と、やっと理解したところで、今回は掴んでの肘・パンチで行くと決めていたので、逆に掴まれて手技がルール上使えなくなったことについて、うまく戦い方を切り替えられなかったのが反省しきりです。
パンチ連打の感触が拳に残っているだけに悔やまれます。
試合中いつも平静な松並さんだったら、うまく切り替えられたのだろうなと思いました。
あと、やはり寝技が弱すぎなのでもっと稽古しないとと痛感しました。
次回、体力別に向かって精進したいと思いますので、改めてよろしくお願い致します。
P.S.
今回思ったのですが、体力指数で20以上低い場合は、掴んでしまうと相手の手による打撃を封じられるので、これをうまく利用した戦法を確立しておくのもいいかもしれません。
佐藤さん
お疲れ様でした。
今回はまだ私に準備がなかったのであまり稽古につきあって上げられませんでした。反省しています。
ということで、今週から、本稽古の終了後に寝技を行うのと平行して、佐藤さんと中野君には「選手練」を行ってもらおうと思います。一般部に挑戦するための稽古です。
内容はすでに決めました!!よろしく。
森直樹先輩と言えば、軽重量級優勝、ウォーズ、無差別決勝でセームを追い詰めたことなどの実績がある大道塾を代表する方です。その方と対戦できて本当に感無量です(隙がなく、自分から攻めることができませんでしたが、大怪我がなかったのもなによりです)。
火・木曜日3部の朝岡先輩の指導では「このときはこれをしてはいけない。このときにはこれをしろ」的なアドバイスがありますが、それを守ることで大失敗せずに済みました。また、試合直前の松原先輩の「これに気をつけるべき」ことがズバリ的中したようにも思います。色々な方々のおかげで自信がついたように思います。これからも頑張ります。 😕
出場された先輩方へ:
お疲れ様でした!
松原先輩へ:
今大会結果と関連づけて、
ホームページで強烈な危機感を表明されていますね。
先輩の文章を読んで、私も暗澹たる思いがしてまいりました。
松原先輩は解決方法の1つを提示されていることに
光明を感じないでもないですが、
機会がありましたら、お話を伺いたく存じます。
塾生は皆「空道LOVE」ですから、やはりその将来は気になります。
門間さん
私が今回述べたのは、十年前から懸念し考えていることです。そしてこの件は、数名の支部長が共鳴してくれています。その時点から内々には主張してきましたが、改革できませんでした。それでビジネスマンクラスにかんしては、日々の運営やこないだ行った交流戦という形で対応してきました。
しかし残念ながら、一般部にかんしては、本部の選手の激減、そして他流の進出という形で私の懸念が表面化してきました。
実際、大道塾には三十年の歴史があるものの、指導方針にかんしてはほとんど蓄積がなく、他流に追い越されているのが現実です。寮生もほとんどいないので、唯一寮生の間で口移しに伝承された技術も絶えてしまうでしょう。
しかしその現実についても、出稽古をしたことのある人間しか理解していません。今回の他流は総合格闘技の世界ではそれほど強い団体ではありませんが、そこが一ケ月稽古しただけで北斗旗の水準に達しています。
今後は、我々が拠出した基金で社団となった空道連盟に所属する他団体が主に代表となり、国体やオリンピックに出ることすら考えられます。
先日行われたアブダビコンバット関東予選に、今年の柔道全日本選手権出場の上口孝太(警視庁)が出て圧勝しています。195センチ、165キロの巨漢です。こうした総合指向の選手がウチに出てきたらいったいどうなってしまうのかと思うと、暗澹たる気分になります。