黒ひよの【空手ことはじめ】その14

黒ひよの稽古日記

最初の予定では、このブログは14回目をもって終了となるはず
でしたが、私の生来の計画性のなさが災いしまして、松原先生
の予言どおり延長戦にもつれこむこととなりました。
お読みの方々にお詫びいたしますとともに、私の悪文にいまし
ばらくおつきあいくださるよう、お願い申し上げます。

四大流派の勃興相成ってから、先人の不断の努力がみのり、空
手の世界は発展と充実をとげました。

ところが戦後、連合国最高司令官総司令部、つまりはGHQの指令
により「柔道、剣道等の武道を禁止する通達」が文部省より発令
されました。

戦後、食べるものが奪われた時代のことは広く知られていると
おりですが、この飢餓作戦に代表される侵略行為に、武道も無縁
ではいられなかったのです。

しかし幸いなことに、この通達の中に「空手」は含まれていません
でした。
一時の停滞はありましたが、他の武道に先がけて早期に活動を再開
することができました。

1950年(昭和25年)、全日本学生空手道連盟が結成され、1957年に
は「第一回全日本学生空手道選手権大会」を開催しました。
1964年(昭和39年)には、全日本空手道連盟が創設され、5年後に
「第一回全日本空手道選手権大会」を日本武道館で行いました。
その翌年には、「第一回世界空手道選手権大会」が開催されています。

こうしたなか、全国規模で空手は組織化し、多くの流派が乱立するよ
うになります。

このなかで一大勢力となる流派が現れます。
大山倍達率いる極真会館の登場です。

続きはまた明日にいたします。

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