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指導マニュアル、第一週分です。
http://homepage3.nifty.com/martialart/manual(1)ver.1.0.htm
①筋力運動は、ひとりひとりが行います。最初のボールは、V字腹筋の形を保ちながら、片足ずつ下を潜らせます(@飯村吉祥寺支部長)。
②「首押し」は、二人で組んで首相撲のように一方が肘を相手の鎖骨に当て、掌を頭頂部に当てて、テコの原理で頭を引き寄せます。引かれた方は首だけの力を後ろにかけて耐え、頭を上げます。腰の力を使ってはいけません。使いそうになったら壁を背負うとよいでしょう。腕で引く側は、頭が真上よりも後ろまで行くようにして上げて下さい。それを10回くりかえします。
③「腿上げ」は、膝蹴りの基本とはフォームが異なります。立っている軸足の膝がしっかりと伸びてロックされるようにし、かかとを高く上げます。これを左右交互に行います。
④「腿上げ」ができたら、その軸足のフォームでミドルを蹴ります。右の蹴りの場合、膝は相手の胴よりも左に進め、膝よりもスネが上にくるように軸足のかかとをしっかり返します。この態勢で十回ほど蹴ってみます。相手に抱えられたら回転している方向への回転を強めれば、抜けます。基本稽古のミドルだと膝が相手の胴よりも右、スネは膝よりも下になりますが、それだと相手に抱えられてしまいます。
⑤次ぎに受ける側は、スネを高く上げ、顔面をガードする肘に膝を当ててミドルを防御します。蹴る側は、当たったときにスネで押すようにすると蹴る前の元の姿勢に戻ります。ぐらつかないように、元に戻るまでを行います。スネで押せるようになれば、突進してくる相手をミドルで蹴って止めることができます。
⑥五級以下のグループも、単独で行う基本稽古や移動稽古では相手との距離感がつかめないので、この軽い蹴り合いで距離を意識するようにしておいて下さい。
⑦基本や移動と異なる点としてサンドバックが重要なのは、当たりの衝撃があり、それに耐える筋力をつけることと、的に当てる勘を修得することがあります。「単発で強く」「連打してもフォームが崩れない」などを意識して下さい。とくにローは、軸足を固定しつつかかとを返して、10連打出来るようにして下さい。
⑧四級では、まず顔面の防御を修得します。第一回は、攻撃側の左ストレート・左フック・左アッパー、右ストレート・右フック・右アッパーに対して、それぞれパリー・ガード・スウェーで防御するというものです。指導員に従って行って下さい。それが終わったら、面を着けて足をとめ、互いに腕で防御しながら掌底で顔面のさわりっこをしましょう。
⑨四級以上のグローブ稽古は、リラックスするために行います。面を着けるとつい固くなってしまいますので。まず、防御をしてみます。ガードの上から叩いてもらい、次に頭を振ってノーガードでも避けられるようにします。さらに、蹴りを使っても避けられるようにしましょう。蹴りとしては、前蹴り・ミドルがあります。
⑩五級以下のグループは、相手の体にパンチ・蹴りを軽く当ててみて、距離をつかむ。ミドル・ロー・前蹴りと立ち位置やフォームが微妙に異なりますので、確認して下さい。それが終わったらフェイントのように少し体を揺すったりしながらランダムにパンチと蹴りを出します。さらに受ける側も防御して下さい。この項は指導員のアイデアで内容が異なりますので、指示に従って下さい。
⑪スパーについては、五種類を挙げておきましたが、選んで一分間を五本ほど行います。五級以下の女性については「男性の黒帯」が相手をします。絶対に強打しないで下さい。女性どうしでスパーをする際には、黒帯が横について指導して下さい。四級とスパーで対戦する場合、上級者は顔面攻撃をしないで、防御に徹して下さい。蹴りによる攻撃はOKです。
⑫最後に、二人で組んでダウンのストレッチを行います。
第二週の指導メニューです。
http://homepage3.nifty.com/martialart/manual(2)ver.1.0.htm
①道衣を顎に挟むのは、顎を引く姿勢を身につけるためです。
②スタビライゼーションについて。腕立て姿勢では、途中からは手・足(例・右手・左足)をクロールのように漕ぐ。不安定な中でバランスを取ります。
③かかとを上げるケンケンでは、途中から前蹴り合戦のようにして、隣の人を軽く蹴ってみましょう。足をついた者が゛「負け」です。
④受け身は、「横受け身」については、胴から45度の角度で畳を叩いて下さい。その際に膝は重ならないように。膝どうしをぶつけると危険です。「膝車」では、投げ手は引き手(右手)を相手の視線から20度上に引き上げつつ、左足は相手に向かって左にステップインし、右足裏を相手の左膝に当てて、相手に横受け身をさせてやります。
「浮き落とし」の形では、「取り」の側は「受け」が前に出る動きに合わせて沈み込みます。「取り」は後ろを向かず、つま先を立てて跪きます。「受け」は、前方回転の要領で宙を一回転します。
⑤ 首相撲からのミットは、首をロックしたまま「左右左右・・・」と蹴り、10回目に膝車の要領で横にステップインして相手を回し、空間を作って膝を叩き込みます。
⑥ 「打ち込み」は、「前回り捌き」にしましょう。背負い・内股・大腰などです。
第三週の指導メニューです。ボディ・ワークを用いた打撃の週です。
http://homepage3.nifty.com/martialart/manual(3)ver.1.0.htm
です。
①前足を軸足とし、それ中心にコンパス回りします。後ろ足で行う場合は、左右左右とやりながら後退する動きがあります。
②コンパス回りの応用で、相手の首をロックして外に足を一歩踏み出し、ぶらさがる要領で崩す動きを行います。もう一方の手は相手の肘にかけ、押し上げるようにするとよく崩れます。道衣をつかむ支え釣り込み足も同じ要領になります。
③軸足の膝を伸ばしかかとを上げる動きを反復します。その応用としてミドルを蹴ってみます。遠くて届きそうにない相手に蹴りを届かせます。
④ヘッドスリップで、後ろに頭を逃がす人がいますので、前に向かってパンチに顔を寄せていくようにして下さい。スリップ・ダック・ウィービングは、下半身の動きです。上体だけを動かして尻を後ろに突き出したりしないように。
⑤ステップインしてジャブ、ステップバック・・を反復する運動は、「前にばかり出る」のではなくて下がっても攻撃できるようにする稽古です。防御の一種ともいえます。距離を保ちつつ、パンチを打ちます。左右でもフックを打ちます。
第四週のメニュー。寝技の週です。
http://homepage3.nifty.com/martialart/manual(4)ver.1.0.htm
です。
①寝技では、上からの「過程」と下からの「過程」を、上級者が初心者に「流れ」として指導します。細かい技は、「流れ」を理解した後で修得するものとします。
②上からは、「膝を捌く」→「攻撃する側が自分の膝で捌いた足をロックする」。これを忘れると、すぐにエビでガードに戻されてしまいます。
③いったん掌を畳につけながら、崩れ袈裟固めの態勢になります。そこから横四方に移行。横四方には、首の下に腕を差し入れる「腕枕」の形と「肩を極める」形があります。崩れ袈裟からですと腕枕の方が入りやすいですが、マウントへの移行は肩を決めるタイプの方が容易なようです。
④横四方からマウントになったら、下の相手を万歳させるように頭の方に移動します。そこからさらに腕ひしぎへ移行、で終わりです。
⑤下からは、まず相手がズボンをもっている手を「足回し」で切ります。自分から道衣のどこかをつかみます。
⑥相手にパスされたらエビでガードに戻す。その際、両手を首とあばらにあてがって押します。
⑦下から足をいろんな場所に当てて、相手をコントロールしましょう。最近の柔術では、「スパイダー」や「デラヒーバ」など楽しい技があるようです。巴投げもやってみて下さい。
⑧最後は「たぐり」でスイープしてみましょう。
⑨初心者同士の寝技スパーでは、パスとエビの攻防、横四方と返し(てっぽう、ブリッジ)、マウントと返し(ブリッジなど)をやります。