清水和磨「ラスト・サムライ in 空道」(その4)
–:そうでしたね。前の世代を止めて、現役の強さを見せることができましたからね。それじゃあ今は稽古はどんな風にやってきてるんですか?
清水:稽古は今はやってません。教えてるだけです。
–:へえ。大会の前は?
清水:大会前は…前と言っても出るのが1ヶ月前に決まったので、そこからですね。 今回はこれといって特別なことはしなかったです。技の確認くらいですよ。走ったりはしましたけど。
–:どのくらいの距離?
清水:たいした距離じゃないです。それより坂とかダッシュしたりとか。
–:あまりだらだら走ってもしょうがないからね。あと道場稽古はどんなことをやってたんですらか?
清水:特別なことはやってないですね。ミットとか…。ただミットなんか今は別に持ってくれる人がいないんで。あとはサンドバックとか・・
–:稽古はスパー中心だったわけですか。
清水:スパーリングはそんなにやってないです。動きの確認です。
–:藤松選手とはやらなかったの?
清水:あまりやらなかったですね。やったら不利になるだけなんで。不利っていうか、不利にも有利にもならないけど、こっちがあいつの動きに慣れるというのは全くないんで。やる意味ないんですよ。マスとかやる必要もないんですよ。あいつとスポーツでやっても何の意味もない。逆に闘って勝とうと思うならやんない方がいいです。ただ全くやらないのは問題外ですよ。
–:それでは今までやってきたことについて伺いたいんですけど、いろいろ出稽古してるでしょ。それについて伺えますか。他流ではどんな稽古をやったの?例えばキックをやってた時期があったよね。
清水:キックは、住んでたところに支部がなかったから仕方なくです。ただでもそこで会った人とは、そこにいなかったら会わなかったです。そこから繋がってって知り合った人たちがいて、その人たちがやっぱこの前も来てくれたりしてるんですよ。
–:そのキックのジムは、細かい技術はともかくとして、教え方とかシステムとか見てて何か空道に生かせるようなところはありましたか。
清水:地方のジムって、自分が行くと、笑っちゃうようなレベルなんですよ、大体は。だけどそこはびっくりしましたね。教えてる人が無名なんですけど、すんごい強かったですよ。で、あーこんな田舎にもこんな人がいるんだって。礼儀もしっかりしてたし、ジムでなく道場って言ってるのも良かったし、ここいいなと思って入ったんですけど。
–:先生が強かった?
清水:強かったですね。もう辞めてますけど。 自分は関東の今ブームになってるようなとこは行ったことないんで。でも違うことやるのはいいと思いますけどね。やっぱ週6とか同じとこで同じことしてると、すごいマンネリになるんで、自分はだめなんですよ、たまに切り替えないと。ほんとに大道塾でやるだけだとだめなんですよね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません