本日の稽古(4月17日(火)3部。指導:清水先輩)
参加者はBMC緑帯のE先輩、寮生の堀越さん、青帯のTさん、同T君、門間の4名。
以下、★印は清水先輩のアドバイスです。
1.準備運動
2.移動稽古
私は勤務終了後かけつけたため、足の移動稽古から参加。
★前屈立ちは基本に忠実な姿勢をとる。前足は自分のつま先が見えない程度までしっかりと曲げる。後ろ足はしっかりと伸ばす。(説明の時は休んでよいから、稽古が始まったらしっかりとした姿勢をとること)
★前蹴上げ:無理して上まで伸ばす。足を前に出す前に、一度たたんで戻してから静かに降ろす。
★回し蹴り:膝をたたんだ状態で持ち上げてから回す。しっかりと腰を入れる(回す)。
★気合はしっかり入れて、回る際の足の運びや十字の切り方にも注意する。
★移動稽古や基本稽古は真面目にやっていれば、かなり疲れるものだ。短い時間でもいいからしっかり集中して真面目にやろう。
3.シャドー(1回3分を2本)
★自分と同じくらいの背の高さの相手を想定して、コンビネーションをよく考えて打つ。
★最初は肩を入れるなどフォームをしっかりと。とはいえ、早く打つ練習を意識してやらないと本番でも早く打つことはできない。
4.約束組手(1分交代。相互に打ったら回る)
(1)ジャブに対する反応(パリー)
★パリーは相手の拳の正面を手の平で止める。横から叩くとそのまま顔面に入れられる危険性高。
(2)ジャブに対する反応(パリー)+返し1発(そのときの受け手は防御しない)
(3)左右のローに対する反応(全て前足ですね受け)
★受けているときの姿勢は変化無し。足のみで対応する。
(4)ジャブ、ストレートを交互に出し、それをスウェーする。
★相手の力量をよく考えて、相手がギリギリ避けられるくらいの素早さでパンチを出すこと。
5.目慣らし(1回45秒を数回)
(1)ジャブ限定(2本)
(2)ジャブもしくはストレート限定(2本)
(3)ジャブ、ストレートのみで2連打限定(2本)
★大振りにならないように。相手に読まれないパンチを心がけよ(Tさんは非常にうまいので皆が学ぶように)。
★実際に当たらない位置で打つ真似をしても意味がない。肩をしっかり入れて、相手がガードに失敗したら実際に当たるように打つこと。そうでなければ、ボクササイズになってしまう。
★マススパーでは、自分の入れたパンチやもらったパンチが、実際ならば当たったのか否かを考えながら打つこと。漫然と打つな!
★間合いの取り方が下手な人(私です)は、まず当てられないことが重要。しっかりとガードすべし。
6.基本稽古
★膝蹴り:首を持つ動作ではわきをしっかりしめておく。足払いの時も同様。
7.補強
ひねりを入れた腹筋(1分間)。
道場訓唱和、掃除で技術講習クラス終了。T君と門間は退出。
★本日のようにジャブとストレートに技を限定しても、かなりのことができるし、考える必要もある。
このクラスに出ている皆が、この稽古を面白いと感じられるようになれば、時々出てくるだけの稽古生にも、その面白さが伝わっていくはずだし、そうすれば稽古生も増えていくだろう。
皆は継続して出席し技を磨いて、前回よりも強くなっていくようにしよう。
※約束組手の部分で、実際はもっといろいろとやっていたはずですが…、忘れました。E先輩に伺ってください。
ディスカッション
コメント一覧
伊東大地
すごい。
★これ、続けていったてまとめたら
大道塾の基本テキストになるんではないでしょうか
😀
伊東先輩へ
皆さんの稽古のお役に立てるよう、できるだけ正確に記したいと思います。
なお、私は仕事などの都合上、月水金の3部に出ることはほとんどないので、どなたかがレポートして下さると、厚みは増すだろうとは思っています。
Re: 先週の金曜3部
門間さん、遅ればせながらブログ開設おめでとうございます。
先週の金曜3部にやや遅刻して参加しました。あまり参考にはならないかもしれませんが、ありのまま記しておきます。
私が到着した時には(7時半?)、東塾長、清水先輩、W先輩(黒帯)、寮生の堀越さんの4名で技研のような状態でやっていました。アップをせずにすぐに混ざって、素面のままでのジャブやストレートをパーする練習などを行いました。入門以来で東塾長にも指導いただき、金的蹴りや、”寸止め”の頭突きや肘を顔面にくらったりしました。太ももにも膝をいただき、大丈夫かという風に優しく顔をのぞき込まれたような気がしたので、効いていないふりをしました。
そのあと、塾長は寝技をしっかり教えてやれよ、と清水先輩に言い残して上がられ、寝技の練習に移行しました。私は、最初にW先輩にひと通りの寝技関節を教わり、本当に効くまでなんどもやらせていただいたので大変ためになりました。清水先輩には力を抜いた投げ方を教わりました。
最後に寝技スパを総当たりでやりました。私も入れていただきました。そして、清水先輩の必殺アキレス健固めを2回くらいました。一回目はつかみに来た瞬間に外してみようと思っていたのですが、つかまった瞬間にもうかかっていました。2回目は足の指ごと脇に抱え込まれてしまって、アキレス健以前にものすごくやばい感じがしたので、悲鳴に近い声を上げてしまいました。あれも極め方の一つなのでしょうか…。予想して待っていたのにまったく逃げる余地がなく、自分の考えの甘さを思い知りました。恐ろしい体験でしたが、ためになったと思います。以上、あまり参考にならなかったと思いますが、報告まで。
余談ですが、翌日土曜日、陽気につられて蹴球の試合に参加。東塾長に蹴っていただいた太ももが痛く、走るどころではありません。へとへとになって、総本部のBMCに辿り着いたら、道着を忘れたことに気がつき、大人しく帰りました。今週末は無茶な計画を立てすぎたので、反省しています。 澤井I@総本部
Re: 先週の金曜3部
澤井さん、お祝いの言葉と、詳細な報告ありがとうございます。
私がブログを始めた理由の1つには、他の稽古に出たことのない新人塾生の方が、このような報告をきっかけに、他の曜日・時間帯の稽古にも興味を持って出席してくれればよいな、と思ったからです。
澤井さんは入門時期が近く、同志的存在と勝手に思っていますので、よろしくお願いします。
そして一緒にがんばっていきましょう!
Re: 先週の金曜3部
門間さん、ありがとうございます。先輩方もそうであるように、入門当時を懐かしめるくらい稽古を重ねていきたいものですね。私は、門間さんの熱心さにひっぱってもらっている感じです。
それにしても、大道塾は何よりも先輩方の人材が豊富だと思います。まさに仙台時代からの厚い歴史の賜物なのだと思います。現在、平日の稽古は、朝岡先輩から新たなクラスに移行したばかりですが、色々な先輩方がいらっしゃるので、こんなに”おいしい”稽古場はないと私も思います。仕事の効率を上げて、一回でも多く参加したいと思っています。 澤井@総本部
松原隆一郎
みなさん、いろいろと良い稽古をしているようですね。
ただ、本部では、指導者が何人かいて、それぞれの基礎となる考え方に違いがあります。その点を注意してもらえれば楽しい稽古ができると思いますが、そうでなければそのうち混乱してしまうかもしれません。
常設道場、たとえば吉祥寺では飯村支部長の強固な信念がありますので、誰が教えても基本的な考え方は同一です。ですから道場生の迷いもありません。
本部では、塾長の理念のもと、清水選手が現在指導しておられます。考え方としては、基本+移動、その延長でスパーに進む、となっています。朝岡さんも基本的な考え方はそうだと思います。
この理念の特徴は、「まず攻撃から入る」というところにあります。基本も移動もすべて攻撃ですから。そこで互いに攻撃するので、防御が出てきます。
私も、若い人や一般部はこれで良いと思っています。スパーをやって、殴られて、防御の重要性を知る、ということです。極真から来た考え方でしょうね。
ただ、スパーから入るやり方では、体が丈夫でない人、カンでは避けられない人は先に怪我してしまいます。高齢者や護身のため体育のために始めた女子などには向いていないと思います。無理にやると事故が起きるし、実際に起きる懸念があります。
そこで飯村さんの発案を取り入れて、私はパンチに対する蹴りの防御を最初に置き、次にパンチに対するパリーや上体を振る防御、次いで相手の空いている箇所を攻めるスパーと進むことにしました。現在、二号と宮崎さんはこれでやっています。攻撃は、一番最後に来ます。というか、防御の延長にしか攻撃はありえない、という考え方です。
このやり方でないときの典型的な組み手は、互いにノーガードでローと顔面のドつきあいをするという、「顔面極真」です。これは若くて回復力のある人はともかく、大変危険なものです。
土曜一部はさらに私の考えの変法で、ほぼパンチに限定して(蹴りは攻撃に使う)、防御から入るというボクシングのやり方を基本としているようです。これも、限定して早く上達するには良いやり方かもしれません。
こういった使用上の注意を踏まえた上で、稽古に参加して下さい。
アドバイスありがとうございます。
松原先輩へ
貴重なアドバイスをありがとうございます。
私も一年を通じて、さまざまな先輩から稽古を受けてきて、さまざまな指導があるものだなあ、と思っていたところです。それをとくに感じたのは、昨年の夏季合宿でした。
「これも大道無門さ」などと冗談で言うのは良いとしても、真面目に多くのクラスに出席したために、反って自分の中で混乱を生じる可能性は確かにあるでしょう。
本部の場合、まず攻撃を主体とするという松原先輩のご指摘は、私もその通りだと思います。
その上で私なりに思うところを書いてみたいと思います。
清水先輩は、大道塾の正統派であることは間違いありません。26年前、諸先輩に感じた雰囲気を持っていらっしゃいます。痛い思いをしなければ、本当の技はつかめないというニュアンスのこともおっしゃっていました。
南城先輩もそういう感覚をお持ちのようです。その上で、筋トレを重視することで、ケガの予防にも気を配るという感じです。
朝岡先輩は、(松原先輩ほどではないにしても)かなり防御を意識した稽古をされていました。パリーやスウェイ、バックステップ、フックに対するガードなどの練習は毎回のようにやりました。
また約束組手重視派であり、「脚をやさしく目的のところに置いてこれないようなら、本番でもきちんと蹴ることはできない」とよくおっしゃって、やさしく置くことを強調した稽古をしていました。
少なくとも、技術講習の時間にケガをする可能性はまずないという印象でした。
松原先輩の稽古は、私のようなある程度歳のいった一般人を強くするのに最適な稽古を行っていると考えています。
とくに、顔面ルールに移行中の私にとって、清水先輩のクラスでよくやっていただくような、「門間にはジャブとストレート限定で、手加減して殴る」というやり方であっても、こちらもかなり鈍いので、避けることは至難の業ですし、殴られるとかなりの衝撃がきます。また、緊張もします。
その点、松原先輩指導による「さわりっこ」程度にとどめる顔面マススパーは、それなりにリラックスして出来ますし、衝撃も少なくて(ほとんどない)済みます。これは、顔面ルールへ移行中の私にとっては大変ありがたい稽古でもあります。
いろいろと書きましたが、あくまでも一黄帯稽古生の私見ということで、皆様にはご笑覧いただきたいと思います。
また、松原先輩には今後ともアドバイスを賜りたくお願い申し上げます。
押忍。