鼻血ぶー

門間理良の日々是空道

木口道場の日曜稽古でのこと。

2時間にわたる練習の最後は、1分ごとに相手を次々かえて次々行うスパーリングである。

リオとエリカが兄弟でスパーリングを始めた。かなり激しいぶつかりあいから組み伏せへと、日ごろの兄弟げんか(打撃系)とはまた違う動きを見せている。

わが子ながらなかなかやるわいと感心してしていると、エリカが

「ううっ!」

と声をあげた。

鼻血だ。リオの体のどこかがあたったようだ。

すぐに鼻の根元をぎゅっとつまんで止血に入る。

エリカは泣きもせず、じっと耐えている。けなげだ…。

鼻血が止まるまで押さえていると、やがてスパーリングが終了し、整理体操に入った。

するとエリカは鼻血が止まったのを確認するや、

「やる!」

と叫んで猛然と輪の中に入っていき、整理体操に加わった。

かなりのガッツである。

あとから聞いてみると、スパーリングで兄の膝が鼻にはいったとのこと。

それでも涙も流さず耐えて、鼻血が止まるやすぐに運動を再開した。

しかも、私たちは気付かなかったのだが、整理体操を始めたときに、
また鼻血が出始めていたという。

それを、鼻をすすって血が出ないようにしていたとのこと。

恐れいりました!

そういえばエリカは総本部道場3階で東先生を囲んで飲んでいたときも、
リオと取っ組み合いになって鼻血をだしたことがことがあった。

ここに4年も通って殴りあってる父親ですら、鼻血を出したことは一度もないのに 😮

リオもコーチにタックルをほめられたと喜んでいる。

帰宅してから「どれどれ」と受けてみると、細い体のくせにかなりの衝撃をともなったタックルをかましてくる。

なにも知らない同学年の友達にやったら、相手は倒れて怪我をしてしまうかも、というほどだ。

子どもたちよ! その調子だ!!

今はすこしばかりしょげている父親の分もがんばってくれ!!