昨日(1/20)の稽古
投稿者:松原隆一郎@総本部
新年会ということで、大勢が稽古に参加。それに世界チャンプ・藤松選手、無差別二連覇・稲垣大王、吉祥寺から一号君と軽重チャンプ・志田選手が加わってくれました。稽古から、すでにチャンピオン・カーニバル状態です。
寝技の日ですが、短縮(といっても二時間半はやりました)のためにミットは省略。かわりに稲垣・藤松両先生からアドバイスをいただきました。今回からの稽古法の修正点として、
・左右のミドルをかるく蹴り合う。
私は、パンチは軸を中心として左右の骨格を入れ替えるように連打するのが基本と考えるのでそれをストレッチとして入れ、また投げの打ち込みも普段からやっていないと対裁きとして身に付かないので毎回やっていますが、同様に蹴りも基本として「踏み込んで伸び上がるようにしてミドルを腹に当て、相手に体重をかけつつバランスを保つ」ことがありますので、これを必修とすることにしました。
・空道の寝技の基本として、次の四つを上級者が下級者に指導する。
①上下のポジションから、下はすぐに「袖をつかみ、足をあてがう」。続いて「片襟を強く引き、片足を腰に強くあてがう」。ここで他方の足は自由に動かします。片襟・片袖ガードです。
②上がパスして膝で腹を押さえてくるのに対して、下は「エビをして膝をはずしてから上の足を相手の腹にひっかけ、背中を丸めてターンし、両足首を相手の両膝内側に入れて防御の姿勢に戻す」
③横四方固めの攻防
④マウントになられたときに、下が「相手の袖をひき、ブリッジ、相手が顔に近づいてきたら片足を相手の腹まで上げ、逆の手でつかむ(TK)」
以上を加えました。本日の稽古は以下の通り。
・ストレッチ
・基本
・打ち込み、投げ込み数本
・ミドル
・シャドー、スタビリティ
・後ろ受け身、横受け身
・えび、ワニ、肩ブリッジ
・寝技の基本四種
・寝技スパー、上級者は1.5分3本、初級者は基本のポジションで上と下から攻防
・グローブをつけて防御
・グローブでスパー、3分
・面、素手でスパー、2.5分
・面の通常スパー、3本
・ダウン、二人組ストレッチ
藤松選手から、寝技は単独ではなくパンチで相手をパニックに陥らせ、崩れた姿勢を作って投げ、そのまま寝技で決めるという一連の動きを実演していただきました。あまりにも名人的に投げる割に解説の意味がよく分からないので稲垣先生に解説をお願い。「パンチを打つときに細かくフェイントを入れているんでしょう」とのこと。私見では、さらに相手がまだパンチにこだわっている間に投げ、投げられてパニックを起こしている間に極めるという「相手の気持ちがついてこないようにする」ことが達人のコツなのではないかと思いました。
それにしても、リアルなどつき合いが身上である大先輩を前にしても、この技を披露してしまうあたりが藤松選手の真骨頂ではありますね。
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