第37話:長男、空手大会で優勝

門間理良の黒帯への階段

我が家の長男(リオ)が、けっこうまじめに空手の稽古をしている。

週1回金曜日の夜だけなのだが、当初は前半の1時間半だけだったのが、このところずっと後半も続けているので、3時間の稽古である。本人も稽古の日を楽しみにしている。

そんな日ごろの稽古の成果を試す機会がやってきた。

去る6月29日(日曜日)、目白小学校体育館を借りて「第4回拓道杯空手道選手権大会」なるものが開催された。リオも型の部、基本組手の部、組手の部(いずれも初級部門)にエントリーさせた。

親として期待していた型と基本組手(5本組手)はいずれも予選を突破したものの、決勝では4位に終わり、メダルには届かなかった。

しかし、一番難しいだろうと思われていた組手の部で、なんと優勝してしまったのである。もちろん出場者は小さい子ばかりだし、4人しか出場していないのだから、1回でも勝てば少なくとも銅メダルはいただけるのだが、それにしても予想外の結果である。

私にとっては見慣れない寸止めなので、どこをどうやると良いのかわからないが、1回戦では手わざばっかり出していたので、2回戦の前には「どんどん蹴れ!」とアドバイスを出し、試合中も「蹴れ~!」と怒鳴っていた。

果たして、突きに加え適度に蹴りも出せたことが良かったのかどうかはわからないが、とにかく勝てた。

本人も、金メダルと賞状をもらってずいぶん嬉しかったようで、空手に対する意欲がさらに強くなったようだ。

今度は7月にある昇級審査で、白帯からいきなり飛び級して緑帯を目指すと宣言している。やばい 😮  うかうかしていると抜かれちまうぞ…!!

 ※ちなみに、次男(エリカ)は相変わらずの「はみ出し空手」志向で、「拓道会はいやだ、実際に殴ったり蹴ったりしたい!」と言ってきかないでいる。

【注】拓道会の帯は白→黄→オレンジ→青→緑→紫→茶→黒、の順で上がっていく。