本日の稽古(8月22日(水)3部。指導:合気道SAの能勢先輩他先輩1名)

門間理良の日々是空道

参加者:東塾長、伊東先輩、門間

 皆様、ブログ上ではご無沙汰しております。どのように夏休みをお過ごしになられたでしょうか。私は大道塾夏季休業中、仙台に2泊3日で帰ってきました。東北の仙台は当然東京よりも涼しいはずなのですが…、暑かったです。
 
 暑いと言えば、植竹さんのブログでも、最近は「暑さ」がキーワードになっていて、脳内が煮えている様子を遺憾なく描写されており、共感を覚えることしきりです。

 さて、私の大道塾の夏休み明け第1回目の稽古は、毎週水曜日に総本部2階で開催される実戦研究会となりました。今回は総本部HP上で告知がありましたので、皆様もご存知だったと思います。

 そう、「立ち関節」です。

 私自身は今回で「立ち関研究会」2、3回の参加であり、よく用語も知らないので、稽古内容についてご興味をもたれた方は伊東先輩に伺ってください(そのときは、伊東先輩よろしくお願いします!)。

 また、合気道SAについて、ご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、HPから特徴を以下に一部抜粋しましたので、ご覧ください。S.A.とはShoot Aikidoの頭文字です。

(以下、抜粋部分)
 合気道S.A.とは、櫻井文夫師範が平成3年に設立した、合気道団体です。合気道本来の技に、組手や打撃を取り入れたことにより、非常に実戦的な武道体系を作り上げています。

【合気道S.A.の特徴】
1.従来の合気道が行っている基本動作、型稽古中心の訓練の他に、組手稽古を取り入れている。
2.護身術では非常に有効である手足の打撃技を、積極的に取り入れている。
3.合気剣術、合気杖術、合気短刀術を体系化した、武器術、武器取り術のクラスがある。
4.稽古で身につけた力や技を、実際の試合形式で確かめることができる。
5.技を身につけ武道の心を広げることで、日常での精神性を深めて行く。
6.合気道を長く、少なくとも10年以上続けていくことで、合気道で学んだことと実際の人生が影響しあって深まっていくことを目指し、人間としての教育に役立てていく。
7.合気道技の有効性を検証し、実践的、実戦的な武道としての合気道を追求している。
8.老若男女、子ども、誰でもが取り組める武道として、合気道を広めている。
(以上、抜粋部分終わり)

 19時40分頃、2階道場に入ると、既にSAの先輩お2人がいらっしゃったので挨拶申し上げました。柔軟体操などをしていると、続いて伊東先輩がいらっしゃり、20時には東先生も降りてこられました。いつもと異なり、輪になって軽く準備運動をしてから稽古開始です。

 ここでは東先生の要望なども採り入れながら、いくつかの立ち関節の技を実演してもらい、それを習うという形式で進められました。最後には、教えていただいた技を実践するマススパーです。伊東先輩と私がSAの両先輩に稽古をつけていただきました。私はパンチや蹴りのコンビネーションから関節を取ることを念頭に置きながらやりましたが、結果は「こてんぱん」でした。もちろん、この時間は教えていただいた関節技を実践することが重要ですので、パンチや蹴りは形程度です。こうして約1時間で研究会は終了しました。

 技を受けた感想としては、「とにかく激烈に痛い!」ということです。我慢ができないのです。「技が極まったら即タップ」が正解です。簡単に関節が壊されちゃうなという印象を強くもちました。

 もちろん、現在のところ空道では立ち関節は禁じ手なので、習得してもそれを使うことはできませんが、このような技の体系をもつ武道があることを、身をもって体験するのは総合武道の実践者として無駄にはならないと思います。

 ただし、さらに一歩踏み込んで「この時間で学んだことを、具体的にどのように空道で活かせるのか?」については、私は答えを見つけていません。

 大道塾総本部の宣伝の中に、「合気道、散打も学べる!」がありますが、東先生が単に「客寄せ」のために合気道SAの方々を招聘しているなどとは、塾生ならば誰も思ってはいないでしょう。東先生ご自身、ときどきこの合気道の稽古に参加されては熱心に研究していらっしゃいますので、空道に合気道SAの技を何らかの形で取り入れることを考えていらっしゃるのかも知れません。

 私は仕事の関係上、水曜日の稽古は夏休み、冬休み、春休みの時期しか出られませんが、機会があればまた出席するつもりです。

 なお、この実戦研究会ですが、渡辺正明先輩が指導される場合も含めて、スーパーセーフや拳サポなどは使用しませんので、道衣とタオルに水を準備する程度で済みます。身軽に来られますから、興味を持たれた方はぜひどうぞ。