10.7.17の稽古

先週の稽古

投稿者:松原隆一郎@総本部

 遅くなりましたが、先週の稽古内容です。
 月曜に試合があるということで、伊東さんは来られませんでした。夏の合宿で発表になる審査内容につき、紹介をして実体験してみました。

(1)移動稽古
◇ねらい:基本で学んだフォームを移動しながらも維持し、蹴りは振り切る感覚も修得する。

手技
1.ステップインジャブ、ステップバックジャブ

2.ステップインワンツー、ステップバックワンツー

3.ステップインワンツーフック、ステップバック(ワン)ツーフック

4.ステップインワンツー左アッパー(ボティもしくは顔に)

足技
5.前屈立ち前蹴上げ(後ろ足)

6.組手立ち前足中段前蹴り

7.組手立ち上段回し蹴り:振り抜いて半回転

8.組手立ち前足スイッチ上段回し蹴り:振り抜いて半回転

9.組み手立ち横蹴り

10.組手立ち後ろ蹴り

11.組手立ち上段後ろ回し蹴り

12.前屈立ち膝蹴り

※黄帯以上は、パンチとの連携で蹴る

前屈は1回のみで良い?

(2)約束組手
◇ねらい:審査の対象は、攻撃側と防御側の双方。
    対人で距離感とフォームを修得する。防御の基本を学ぶ。各二回ずつ。
ディフェンスに用いるのは、
① 腕・脚でのブロック、パリー
② スリップ、ダッキング、スウェイ、ステップバック等、よける・かわす
③ 受け流し(蹴り足を掬う、はじく等)
④ パンチに対して掌底で肩を押す、パンチ・蹴りに対し前蹴り等のストッピング

以上を用いつつ

1本目.先手はジャブを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

2本目.先手はワンツーを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

3本目.先手はワンツーフックを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

4本目.先手は右ロー(前足へのアウトロー)を放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

5本目.先手は左ミドルを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

6本目.先手は右ミドルを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

7本目.先手は右ハイを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

8本目.先手は左中段前蹴りを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

9本目. (攻撃側が左構えになって)左ストレート・右フックに対するディフェンスを自由に行う。

10本目.先手はタックルを行い、これに対し後方に脚を投げ腰を沈めて切る(帯取り返しを施すべく先手の脇に内側から片手を差すのも可)

■白帯はディフェンスだけで終わる。青帯以上は、ディフェンス→反撃まで行う(例:ジャブをパリーしてジャブ返し)

■「同じ支部内で同じ日に審査を受ける者が複数いる場合は、事前に約束組手のペアを決めて受験するも可」とするが、息の合わない相手との審査でも不利にならないよう、先手・後手のいずれが下手であるのかをしっかり判定する。もしくは、全員で回りながら、相手を二・三人変えて行う。以上、号令をかけつつ行う。

(3)投げ技等
◇ねらい:護身として、また打撃においても転倒した場合に必須である受け身は、白帯から確実に修得する。投げ技は、現時点では連携なしで緑帯が打ち込み、茶帯以上が移動しての投げ込みを修得する。寝技は、基本の攻撃を緑帯で修得、下からの体さばきもしくは攻撃を茶帯で修得する。自由乱取りは、昇段審査で行う。

1. 受け身と動作
白帯:後ろ受け身 蹲踞から自分の勢いで後方に受け身を取り、蹲踞に戻る、五本
青帯:後ろ受け身(蹲踞から他の人間に押してもらって勢いを付け後方に受け身、蹲踞に戻る、五本
黄帯:前方回転受け身 (左右。正しい足・手の形で受け身が取れているか)
※ 組み手が出来ても受け身が満足にできていない者に対しては不合格にする等、高配点の審査項目とする。

緑帯:エビ

他に、審査項目ではないが、稽古では腹ばいでの「匍匐前進」と仰向けでの「背中歩き」は修得すべき。

2.投げ技:以下は、打ち込みの最後の一本で投げる。投げられる側の受け身も審査の対象となる。

a. 緑帯:技の打ち込み
任意の投げ技をその場にて打ち込み二本。前方に一種(首投げ、背負い投げ、体落とし、払い腰等)、後方に一種(大外刈、大内刈、小外刈、小内刈、タックル等)

b. 茶帯以上:上記のうち、前方もしくは後方に移動しながら相手の移動する力を利用しつつ、投げ技る(移動打ち込み)二本
1種類 (首投げ、背負い投げ、体落とし、小内刈等)

3. 寝技

両膝を持った位置から、
a両膝を持って左右に振り入る。
b.両膝を割って入る。
c.片膝を担いで入る。
d.両膝を片手で抱えて胸で膝を圧迫し両手で抱える(縦四方へ)
e.両膝を畳に圧迫して入る
等から横四方・マウントになり、もしくは

正対下から、もしくは

正対上から

a. 緑帯(基本技)
関節技を一種(腕ひしぎ系十字固等、腕絡、アキレス腱固、膝十字固、脇固から選択)
絞め技を一種(送り襟絞、裸絞、十字絞、三角絞から選択)

b. 茶帯(応用技)
下からの攻めの習得度を見る
一本目:緩く横四方で抑えられてからエビで正対に戻す動作
二本目:正対で下からの三角・十字・絞め・スイープから一種

c. 昇段(実戦)
上からと下から、各45秒のスパー
効果(マウントパンチ)および一本で勝敗を決する。
※審判の恣意性をなくすため、判定勝ちはなし

(4)スパー

1. 白帯:黒帯もしくは茶帯が、手もしくは脚を用いたストッピングで相手をする。白帯はジャブ、ストレート、蹴りを用いる。一分間。
2. 双方白帯の場合は顔面なし、蹴りだけで一分間
3. 8級でジャブのみ+蹴り
4. 7級ストレートまで+蹴り
5. 6級でフックまで+蹴り
6. 5級でアッパーまで+蹴り
7. 4級で肘まで+蹴り+投げ
8. 3級で頭突きまで+蹴り+投げ
9. 2級からは寝技も加える空道ルール

以上、対戦者の級が異なるとき、下の級に合わせたルールで行う。

昇段審査の連続組み手は、
1.寝技なし空道ルール
2.講道館ルール(ズボンつかみは無制限に可)+膝蹴り
3.寝技

の三項目で行う

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級ごとにパンチの種類を変えるというのは、審査を考えるとなかなか難しそうです。やってみないと分かりませんが、フックとストレートの違いは、クロスカウンターではなくなりそうですし・・

 自主トレは打撃を数本。寝技もやりました。
 懇親会はさくらにて。男だけで久々に集まりました。

先週の稽古

Posted by 松原 隆一郎@総本部