11.8.6サマーキャンプ
投稿者:松原隆一郎@総本部
8月6,7日、那須塩原駅下車黒羽体育館にて、関東各地区の合宿稽古を行いました。宿舎はホテル花月とあと三カ所に分かれました。170名ほど、うち一般黒帯が20名足らず、ビジネスマンは計105名の参加でした。
本部ビジネスマンだけで20人が参加です。
6日は14:30より、4班(一般の黒と級、ビジネスマンの黒と級)に分かれて、打撃飯村、打撃加藤、立ち組み基本or上級、寝技基本or上級のうち二つを受講しました。
そののちに、スパー。一般は1.5分、ビジネスマンは1分です。10本ほどやりました。
私は森支部長と組んで立ち組み基本コースを担当しました。柔道の投げ、首相撲の投げに共通するものとして「崩し」の概念を説明し、それが打撃を加えながらもできることを示しました。
柔道組みだと、引き手をバック肘の要領で掲げて自分の額に付け、腰を入れて投げます。面白いのは前手のフックで、これで受け手にガードさせると受け手は下半身と上半身が捻れますので崩れています。そこに大外刈が有効になります。
夜は二段以上が幹部懇親会となりましたが、森支部長の司会が(飲めない酒のせいか)絶好調でした。指導といい、新たな面を光らせていました。
しかし森支部長が布団に入った寝入りばなを塾長が我々を連れて襲い、起こして深夜二時半まで宴会を行いました。「僕の布団をどうしてくれるんですか」と泣き顔の森支部長。しかし携帯画面で娘さんの写真を「日本一かわいいでしょ」と全員に見せつけ始めてから目がランランと輝かし始め、それを合図のようにして、お開きとなりました。
私は昇段審査のすべての組み合わせを完了。吉祥寺の小野亮さんが「俺に相手させろ」とうるさいので、準優勝の魚津礼一選手に当てておきました。
翌日のランニングは、放射線量の加減で自己責任にて行いました。40人が走りました。ご苦労様。
稽古は、各班が残りの二つのコースを受講。
その後、いよいよ審査です。皆さん、暑い中をご苦労様でした。
体育館で解散しましたが、外に止めてある車を見たら、イホリ沢さんのミニクーパーの後部窓が吹っ飛んでいました。どうやら熱さでボンベが爆発したようです。ガラスが粉みじんになっていました。
私は塾長の車で、清水和麿さんの運転で帰りましたが、途中高速で事務局長が、清水さんの目が閉じているのを発見。塾長と交代しましたが、そのあとゲリラ豪雨。車両火災で渋滞と、3時間半かかりました。
しかしイホリ沢さんのミニクーパー、孫さんが同乗していましたが、後ろの窓なしにあのゲリラ豪雨と渋滞をどう凌いだのでしょうか・・恐ろしくて、電話する気になれませんでした。無事であることを祈っております・・・ 😮
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合宿レポート
今回はBCの参加が多かったので、面白そうなので参加しました。
何年か前にも使ったことがある場所なので大体感じは想像できました。
那須ですが、残念ながら高原ではありません。
まずは、ホテル花月で受け付けです。
今回、参加人数が多くなったため多くのBCのメンバーの多くはホテル花月では無く
カントリーロッジでに宿泊とのことでした。
ロッジ・・・
少しいやな響きです。(後で変わるのですが)
松原先輩・女子部・高木さん川上さんは花月宿泊です。
稽古はホテル花月から車で5分ほどのところの体育館の武道場です。
メインのアリーナは震災の破損で使用してないようでした。
夕立が降り少し気温が下がったのですが、武道場の中で200人程で稽古すると蒸し風呂です。
初日
準備運動・基本稽古が終ると
一般黒帯・一般色帯・BC黒帯・BC色帯の
4班に分かれての稽古です。
準備運動では、支部長クラスはちゃんと準備運動を憶えておけとの東先生のお言葉です。
高速基本が終るとクラス分けして稽古です。
参加するクラスで少し内容は変わると思いますが、自分の参加したBC黒帯クラス内容を記載します。各クラスは30分ほどです。
技を教えてもらい二人組の対人で稽古です。
●組技
指導 山田支部長・高松支部長
・大きな人に首相撲を取られた場合に足払いで崩す方法。
相手に首相撲から足踏み(軽い膝蹴り)をしてもらいそれに対しての足払いですが、引手と釣り手(ここで、つかむので無く相手のひじを開くように上げるのがポイントです。
)
山田支部長が引手のコントロールが組技の重要ポイントと強調していました。
・(小川スペシャルつぶし)
道着をつかまれて崩されそうになったら自分の道着をつかんで引っ張ると五分の体勢に持ち込める。
技のプロセスを良く考えると対処法も見つかるとのことを言っていました。
●寝技
指導 能登谷支部長
まずはガードポジションからヒップスロー
ヒップスローを防御されたら腕がらみ
それを防御されたら腰を切って空間を少しあけ足を入れて、ひきこんでスイープ
マウントポジションをとる。
または飛び越えけさ固めからのアームロック・腕十字への展開
一個一個の技を考えながらなら何とかなるのですが、これを反射的にできるようになるには相当な稽古が必要だと思います。
でも、理論的で解りやすい指導でした。
この後
面をかぶらずライトスパー
で終了です。
この後、各ホテルに向かうのですが渡された地図が不明瞭で説明されたところに行ってもそれらしい宿泊施設がありません。少し焦ります。
どうやらもっと先のようです。
大体12キロくらい離れていて車で25分くらいのところのようです。
ロッジと言っても、ゴルフ倶楽部の宿泊施設でついてみたら、中はビジネスホテルのようです。
ツインの部屋でしたが、合宿らしくないきれいなところで、夕食はすき焼き。花月に泊った人には申し訳ないほどです。
弐段以上はホテル花月に合流して宴会に参加
他は気軽に部屋飲みです。
次の日早朝のマラソンは、ホテル花月まで車で25分ほどかかるのと自由参加との事なので 不参加。これが無いだけで相当合宿が楽になりました。
でも、松田さん秋葉さんは自主的にゴルフ場周辺をジョギングしたそうです。
稽古
基本が終ってから
移動稽古です。
●打撃(基本)
指導 飯村支部長
まずは構えから注意ポイントです。
骨盤を後傾(少し前にだす)し、みぞおちあたりで少し丸める
ガードの腕を上げるのではなく、ガードに頭を入れる。
言葉にすると難しいのですが、いつもBCでやっている構えです。
そこから前蹴り・膝の説明です。
構えがちゃんとしていれば足が上げやすくなる。
上げた足を伸ばせは前蹴り、たたんだ状態で前に出すと膝になります。
後は、足の甲を使ったローキック、早く足先をはしらせるローなのですが、踏み込んで蹴るのではなく、ワンのタイミング動いた時には蹴っているローでした。
●打撃(応用)
指導 加藤支部長
左右へステップしてからのハイキック
右にステップして右ハイ
左ずれながらスイッチして左ハイ
その場で蹴ってもガードされてしまいますが、少しずれることで相手から見えにくくなります。
左右ヘッドスリップからカウンター
パリングなどで受けてから返すのもあるが、一挙動で返す。
おでこを掌底で叩いてもらい、寸前でかわし胸を掌底叩く(本来は顎を打ち抜く)
ポイントは良く見て寸前でかわす。
続いて、ヘッドスリップで捻ったからだを戻しながらサイドステップしての攻撃。
自分より大きな人と闘うには必要な技術です。
本来はこの後、寝技のスパーの予定でしたが、畳の上では審査が続行中。なし崩しに審査の応援になりました。
栢木先輩・孫さんが昇段に挑戦しました。今回は昇段しませんでしたが
夏の昇段審査は冬の倍きついです。審査に出るだけで尊敬できます。
終了して、近くの温泉に入ってから帰宅の途につきましたが、豪雨で渋滞、帰るのがかなり遅くなりましたが、他の支部のひととも交流できて面白かったです。