ビジネスマン戦記 – 打ち上げ編 1

ビジネスマン戦記

ビジネスマン戦記

文:一号・西村知子

時間は15時30分。お腹を減らした一行は場所を高田馬場駅前のとある居酒屋に移しました。
まずは乾杯!

選手の出席者の皆さん&松原せんせい

みなさんとてもすっきりした表情をしてらっしゃいます。 ほかにも応援団のみなさんや、もう1年位稽古をしていないですとおっしゃいながらも駆けつけてくれた槇山先輩も交えて 980円飲み放題2時間、打ち上げのスタートであります。 お腹もふくれてほろ酔い気分になったところで、ビール片手に選手のみなさんにお話を伺ってまいりました。

酒井先輩

松原:敗因はハイを蹴らなかったことかって、突っ込んでよね。

――:は、ハイ。 (酒井先輩に向かって)えー、ではグラスを持っていただいて「乾杯!」って感じで1枚写真撮らせてください。

酒井:こんな感じ?かんぱーい

――:はい、ありがとうございます。いー写真ですねー

酒井:まあね、勝負は時の運て言いましてね。
強いやつが勝つんじゃなくて、勝ったやつが強い!…ということで、今回は完敗でした。
やっぱねー、自分に対する弱さというかね、試合の時に自分が何をやってるのか、何をやらないといけないのか、よく認識できなかった。ですから、お約束のハイキックも忘れてました。

――:忘れてたんですか…

酒井:いやー、時計は見てたんだけどね、ハイキック出すということを忘れてました。
とりあえず「相手をどつかな!」ということだけ思ってしまってね、足技は全然出なかったしね。
なんでそういうことになったかよくわからんけどね、ひたすらどつかなきゃどつかなきゃと、そういう感じでとらわれてました。

――:もう周りが見えなかったと

酒井:そうそうそう。私の未熟さによるところですね。
でも毎回毎回試合に出るたびにこんなこと言ってるような気がするなあ。
もういい加減ねえ、慣れると思ったけど、慣れないねえ。

――:難しいんですね

酒井:難しいというか、未熟さなんでしょうね。はあ~(がっくりとうなだれる酒井先輩)。
「常在戦場」から言ったら「死にまくり」でしょう。
やっぱりね、多分ね、スロースターターだと思うんです。
延長やらしてくれたらなあ (どん!!くやしそうに机をたたく)と思うんだけど。
やってる最中からね、(いやな方向にだけ)試合慣れしててね。
だいたい自分で状況判断「だけ」は出来るから、「まずいな、まずいな」って分かってんだけど。
じゃあどうすんだって時に、とりあえず当てなきゃ殴らなきゃとか思っちゃって、自分の普段の形を出すことが出来なくなっちゃう。 今日はほんとにそうだったね。
で、終わった時に「普段通りにやりゃよかったんじゃないの」って思っちゃって…。
そう思うようなところがまだ練習不足、未熟ということなんでしょう。

――:次の試合は…、合宿参加されますか?

酒井:合宿?出れるなら出ます!

――:じゃ、試合も出ますか?黒帯戦になるんですか?

酒井:いや、ビジネスマンは黒帯戦じゃなくていいんだ思うんだよね。だって僕、前出た時は黒帯でビジネスマンの方に出てたから。

――:じゃあ合宿ですね。合宿でリベンジを!

酒井:今回も力んだ訳じゃないんだけどなあ…(「ああ~」と机に突っ伏す酒井先輩) なんかもう自分で自分がくやしいです。でも毎回なんだよね。
去年のこの大会も1回戦で負けちゃって同じことを言ってた。
負けた直後は、「こうやろう、ああやろう」って試合をやりたいと思うんだけどね、また試合が近づいてくるとね、、その繰り返し。
進歩ないね(笑)人間てこうやって年とっていくんだろうね。

――:次回、がんばってください

酒井:んーー、頑張るよ。頑張るけど、、うーん、何て言うのかなあ。あー、でも悔しいなあ。
いつも思うんだけどね、これで例えば、体の右足を引きずってるとか左手が上がらないとかいうなら、「やったんだな」って実感があるんだろうけど・・

――:元気ですか

酒井:そう、どこも痛くないし、それが一番…

――:なるほど。不完全燃焼ですね。もっと出来たと

酒井:もっと出来たというより、「手1本折れるまで何で殴らないんだ」「足が上がらなくなるまで何で蹴らないんだ」ということを思います。
社会人としてはいいことなのかもしれないけど。
明日仕事に差し支えがないからよかったよかったと言うべきなのかもしれないけど、逆にそれが情けないよね。
なーんでこんなぴんぴんしてるんだろう。
試合終わった後に「もう1回やりたいな」とか思うっていうのが…「もういいや」「もう十分な試合をしたよ」って思えるくらいやりたいね。
私の未熟さの致すところでありまして…、応援していただいた皆様には申し訳ございません。
まあビジネスマンクラスの人、みんな頑張ってよかったですね。
その中に自分がいれば一番よかったんだけど。

――:そうですね

酒井:そうだよーやっぱり当事者でないと面白くないよね。
試合を見てても面白いんだけど、やっぱり自分でやりたい

――:主役になりたいということですか?

酒井:試合をやっていつも思うのは、優勝しなくてもいいから最後までいたい。
途中で「あなたは終わりです」って言われるのが一番嫌だ。
最後までいて、、ということは優勝か準優勝なんだけど、それが昔からずっと僕の理想です。
最後までいれればいいんだ。ずーっと自分がやっていたいです。 やーでもほんと、次回はあなたも…

――:えっ、次回というと合宿とかですかね。

酒井:今日の女子の試合見てて、やっぱあんな風になりたいと思った?

――:思いました

酒井:思うでしょ。きれいだよね、あれ。

――:ですね。あと何年かかるかなーと思います

酒井:まあ数年のうちにはああなるんじゃないの?

――:頑張ります。

酒井:ほんとに今日は申し訳ございません…(泣)
でも頑張ります。諦めません。
あーでも去年もそんな話したんだよなー うーん悔しい!悔しい!(裏声で。ちょっとかわいい)

伊東先輩

ひとことあいさつ
伊東:結構、練習でやったことがちゃんと出せたと思います。みなさんの声援もありまして、いい感じで試合をやることが出来ました。試合になると、中々自分が思った通りに出来ないですけど、結構「怖い怖い」と思ってローキック蹴ってるんですけど

ギャラリー:いや、相手の方が怖かったと思うよ

ギャラリー2:すごい音してましたよね、ばっしんばっしんて

伊東:でも青木先輩なんて、いいローが入ってるにも関わらず平気でこう、、効いた感じを全然出さなかったので。「効いてないのかな」と思いました。でもそんな余裕もなくて、最後決勝本戦では左ミドルは蹴ることを忘れていました。途中で延長になった時に「左ミドルを蹴れ蹴れ!」って言われて、「あ!そうだ左ミドル蹴らなきゃ!」と思い出しながらやったらうまくいきました。みなさんの声援のおかげだと思います。どうもありがとうございました!

佐藤順先輩からいただいたお土産の日本酒を手に

インタビュー
――:今日はおめでとうございます

伊東:ありがとうございます。1号も試合出たいと思いませんでした?

――:ええ!い、いや、、そのうち…
なんで私が聞かれてるんですか(笑)

伊東:試合見て熱くならなかったかな、と。「私も出たい!」みたいな

――:いや、今日はもっと冷静に「もっとがんばんなきゃダメだな」と思いました。

伊東:いいじゃんそんなの!出ようよ!
女子は世界大会に出るレベルの人と黄帯がいきなりやるんだから、すごいよね。

――:(笑)頑張ります

伊東:あ!頑張るって言いましたね!今

ギャラリー:週5練習やってるからね

――:あ、はい今週は何とか、、いえそうではなくて先輩の話を…

伊東:早く顔面になってね

――:はい、頑張ります
えええっと、今日はワンマッチのつもりで会場に来たんですよね

伊東:そうです

松原:そうだよ!僕は何度も電話かけてそう確認したんだから!

伊東:松原先輩から着信履歴があって、夜中の11時とかでしたからなんだろうこんな時間にと思って(笑)

松原:いや今回の目玉だったんだって!あのワンマッチ!
「あー、いいアイデアだな」と思って

伊東:2分2ラウンドでいいですか、とか聞かれて。結構きついなーと思いながらも覚悟してたんですけど。当日トーナメント表見た時に、基本ルールのところに2級がいて「あれ?なんでだ?」と思って。大道塾らしいなと思いました(笑)

松原:すみませんでした。

――:あれは何でだったんですか?

松原:僕のところに送られてきたデータが間違ってたんです。四級以上の方数人が、なぜか無級になってたんで。

――:ほ、ほんとですか

ギャラリー:よくあることなんですよ。

松原:僕は送られてきたのをちゃんと割ったんだけどねえ、元のデータが間違ってた。

――:あちゃー。大変でしたね、今日は

松原:大変だよ!もう真っ青だったよ

――:1回直してこれで行けるってなったのに、また間違いが見つかってねえ。
(一度修正したトーナメント表をコピーに走っている最中、新たな間違いが見つかり、てんやわんや。
ビジネスマンの部のトーナメント表は結局全部書き直しに)

松原:またこれも間違ってる、これも間違ってるってどんどん指摘があって・・

伊東:できれば2ヶ月くらい前に申込用紙を配って、1ヶ月くらい前に申込み締め切りって感じだといいですよね。

松原:ホームページにも載せましょう!でもいつ締め切りか、本部に聞かないと教えてくれないからねえ。

伊東:だって今回、6月17日に初めて申込み用紙を見せてもらったんですよ。で、17日が締め切りなんですよ

松原:申込み用紙自体をもらった日が締め切り。うーむ。

伊東:前の週 11日は審査でしたしね。1週間に1回しか来てないビジネスマンクラスの宿命ですね。でも大道塾らしい!北斗旗クラスの人だったら別だけど、ビジネスマンくらいだったら言われた通りにするしかないですよ。
いきなり3回戦やれって言われても「押忍押忍!」って言わなきゃだめだね。空道精神的にはいいかなと。

松原:でも、対戦相手はあんまり前もって教えたくないんだよね。当日の朝に知って「どひゃー」とか思うのも気持ちの鍛錬でしょ?

伊東:いい鍛錬ですね。

松原:キックとかだったらさ、ちゃんと二月前から分かって、相手のビデオとか見て研究して分析するんだけど。

伊東:酒井先輩の「常在戦場」じゃないけど、試合会場来て、どう変わってたって「押忍!」って言わなきゃ

松原:そうだね

――:す、すげえ。今日はほんとにおめでとうございました
でもなんか最後ちゃんとその最初の予定のワンマッチ同士になりましたね。

松原:ああなるだろうとは思ってたんだけど、やっぱり嬉しかったね。ワンマッチの対戦予定が実現して。

――:いやーほんとおつかれさまでした。

続きます。