第54話:昇段審査の反省点

門間理良の黒帯への階段

押忍

皆様、昇段審査・昇級審査、大変お疲れ様でした。
また、昇段された吉祥寺の両先輩、加藤先輩、遠藤先輩、篠塚さん、おめでとうございます!

審査から2日ほど経ちましたが、反省点などを記しておきたいと思います。

【格闘ルール】2試合
全体的に悪い感じではなかったと思います。
とくに1試合目はやや優勢に試合を進めることができたと思いましたが、審判が「これは門間の勝ちだな」と思わせるような決定的なものはつかめませんでした。

2試合目の糸井さんに対しても同じです。

【基本ルール】2試合
1試合目はまだ良かったものの、2試合目はぐだぐだになっていました。
仲間の声援がなかったら、とてもあそこまでやれなかった、というのが正直な感想です。

今回の昇段審査6試合を通じて、けっこう効いたのが1発だけありましたが、
それは基本ルール2試合目の半ばで鳩尾に食らったひざ蹴りでした。

最後は、松原先輩(主審)の「続行!」の声がかかる前に相手の方に殴りかかっていって止められる始末。

別の意味で切れてました。

【寝技戦】2試合
ご覧になっていてわかるように、開始時点では
「まだ2試合残ってるよ~!」
という気持ちが少しでてきましたが、ここでも声援に救われました。
皆から「折れるなよ~!!」の声援が聞こえていて、
ここで試合を投げ出すわけにはいかない、という気持ちに変えられました。

何度皆さんにお礼を言っても言い足りないのですが、
本当にありがとうございます!!

結局くみついて耐えているだけ、という2試合でした。

以下に全般的な感想をいくつか記したいと思います。

1.体力は重要だ

技の習得はもちろん必要で、それは格闘ルールの時までは役に立っていたと思います。

ただ、体力が奪われてくると、せっかく習得した技術がだせなくなるのですね。

体力あっての技術だな、と強く感じました。

2.基本ルールへの対処をしっかりと

私は基本ルールが嫌いです。今回の件でますます嫌いになりました 😀
しかし、これが審査にある以上、それなりの対処法を身につけておく必要があります。
これについても、体力があるうちはそれができるのですが、ふらふらになった状態では体が動きません。そうなった状況であっても、なかば無意識的にでも元気な相手を押し込めるような動きができるようにする必要があります。

3.寝技はまだまだ磨く余地あり

この段階で体力が残っているという前提での話ですが、寝技はやはり技を知っているかどうかが重要で、それを反復練習していくと、次はかなりやれるような気がします。

私は審査前に松原先輩のクラスのほかに、黒木先輩のクラスにも参加させてもらってきました。

松原クラスでは技術を、黒木クラスでは体力と気合いを(もちろん、いろいろ技術も教わっていますが、主体は体力ということです。誤解なきよう 😀 )習得することを目指してやってきました。

負けなしという結果は、この方針自体が間違っていなかったことを示していると思います。

ただ、今回は膝靭帯の負傷のため稽古量が落ち、私の得意とする右の蹴りを思い切って出せなくなったことが、少し残念な点でした。

今回の審査は激闘でしたが、幸い靭帯にこれ以上の負傷はなかったので、上記反省点を踏まえ、次回はできるだけ完全の状態で挑みたいと考えています 😡

最後になりましたが、普段ご指導いただいております東先生、松原先輩、黒木先輩をはじめとする数多くの先輩、BMCの仲間に対して厚くお礼申し上げます。